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視覚障害者に革命、スマートフォンでメールが書ける!

「究極の物しか扱わない」がスローガンのアルティメットショップは
スマートフォンの液晶パネル保護シート「ブライユ・フィルム」発売することを発表した。
「ブライユ・フィルム」とは、スマートフォンの液晶パネル保護シートに、点字機能を付けた点字フィルムである。
2012年に点字に特化した「点字が使える携帯電話 DrawBraille Mobile Phone Concept」http://gigazine.net/news/20120221-draw-braille-mobile-phone-concept/
があったが、コンセプトだけが作られ実用化されることはなかった。
このコンセプトをヒントに、視覚障害者用の携帯電話を作るのではなく、液晶保護シートに点字機能をつけることで、視覚障害者があっても、健常者と同じようにスマートフォンを使えるように開発の視点を変え「ブライユ・フィルム」は誕生した。(特許取得済)

「ブライユ・フィルム」の使い方は、スマートフォンの音声認識機能に、「ブライユフィルム」と呼びかけるか”ブライユボタン”と呼ばれる点字機能を、ONにするボタンを押す。(ブライユボタンは、アプリケーションをダウンロードすると、アプリケーションのアイコン位置のシートに「ON」・「OFF」と書かれた点字ボタンが常に出る状態となる、視覚障害であることを購入の際予め伝えると、ショップ店員は、アプリケーションを初期設定することとなっている。)点字機能は、ブライユフィルム機能をONにすると、文字入力部分に、『あ・か・さ・た・な・は・ま・やら・わ・んと、アルファベット・数字の切り替えの印』の点字が浮かびあがり、タップすることで文字を選ぶ仕様になっている。
 例えば、「う」を入力したい場合、「あ」行を二度タップすると点字凹凸の位置が「う」に変化する仕組みである。数字、アルファベットも同様の仕様。
メールや、メッセージが届いた場合、届いたもののアイコンに着信の印凹凸が現れる。届いたメールやメッセージを読む場合は、文字入力部分の点字凹凸がなくなり、フル画面で点字を読み取ることができる。返信ボタンを押さない限り、文字入力点字が現れることはない。点字機能は設定時間に基づき自動でOFFになるか、OFFボタンで切り替えができるようになっている。
スマートフォンの、標準機能の通話はもちろん、音声認識システムも使える。音声認識を使い、メールやインターネット検索をすることができるが、視覚障害者は発信した、音声がしっかり認識されているか確認することができず、実用性に欠けていたが、「ブライユ・フィルム」を使えば、音声認識された言葉が、点字で確認できることとなる。

試作検証に協力をいただいた、視覚障害者の佐々木正和さん(23)は、「通話ができない公共の乗り物の中は、携帯電話の使用ができないことで、不自由を感じることもあったが、これがあれば人の力を借りたり、点字用のキーボードをだしたりせずメールを書いたりチャット機能が使えるようになりとても便利です。スマートフォンに興味が湧きました。」と語る。

 昨今のスマートフォンの機能は著しく進化し、携帯電話で通話をするよりも、ほかの機能を使用するものとして、存在していると感じるユーザーは少なくない。視覚障害者にとって、携帯電話で、メールや、チャット、地図・インターネット検索等は、無縁のものと思われていたが「ブライユ・フィルム」が発売され、今後のスマートフォンの利用の可能性は広がるであろう。

凹凸の位置が変化する仕組みについては、特許申請しているため、企業秘密とのこと。

投稿日: 2013/10/01 14:19:58 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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