ノーベル賞受賞者に共通する腸内細菌発見

 スウェーデンのカロリンスカ研究所は27日、存命中の科学系ノーベル賞受賞者から抽出した腸内細菌を分析した結果、受賞者のうち48%に、共通する性質を持つ乳酸菌群(「ラクトバチルス・ノーベルシス群」と命名)が発見されたと発表した。この乳酸菌群は、一般人の場合は2.3%しか見つからないものだということである。

 同研究所では、医学系の単科教育研究機関としては世界で最大。ノーベル賞の生理学医学部門の選考委員会がある。2011年上海世界大学ランキングでは医学系大学のトップ10にランクインしたヨーロッパを代表する研究機関である。

 同研究所では従来から腸内細菌が脳の発達に影響を及ぼす可能性についてシンガポールゲノム研究所などと共同研究を行ってきた( http://www.news-medical.net/news/20110201/1169/Japanese.aspx )が、今回のラクトバチルス・ノーベルシス群の発見により、更に研究を加速させ、まずは同細菌群の他の人の脳機能への影響を調査し、将来的には人間の個々の能力と腸内細菌の関係性について精査していく予定だという。

投稿日: 2013/07/20 12:03:11 (JST)

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