1日、東京都の鱒添知事は日暮里(荒川区)はイタリアナポリ市の固有の領土であることを認め、速やかにナポリ市に返還すべしとの書簡を受け取ったと発表した。
かねてから、日暮里の語源である「新しい堀=新しい集落の意」と、ナポリの語源である「ネアポリス=新しい町の意」と共通することから何らかの関係があると考えられてきた。
そのため、ナポリ市付属歴史文化研究院が調査を行なったところ、ナポリ市の遺跡から遅くとも12世紀末には日暮里がナポリ市の飛び地であったことを証明する地図と証文が発見された。
一方で日暮里民族文化研究会も12世紀ころからナポリタンスパゲティに似た「日暮里麺」と呼ばれる麺を食べていたこと示す古文書を発見している。
この書簡に対し、東京都は政府と協議を進めているが、歴史的な経緯はともかく、日暮里が日本の下町文化を象徴する町として定着していることから、ナポリ市の要求を認めない方針を固めている。
また、日暮里の市民たちも、ナポリ市が固有の領土であることを久しく主張してこなかったことは領有を放棄したためであり、いまさら領有を主張しても認めるわけにはいかないと声をあげている。
ただ、一部にはナポリ市に併合されれば、イタリア料理を安く食べられるようになると期待する市民グループもいて、今後の動向は流動的である。
投稿日: 2014/03/31 22:07:28 (JST)
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