• « 親記事(前の記事) /
  • この記事に親記事はありません

ユーミン、リバイバル人気

 このところ、ユーミンこと、松任谷由美の人気が、特に10代、20代の間で急上昇している。

 きっかけは、7月20日公開の宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」の主題歌に使われた荒井由実名の作品「飛行機雲」( http://www.youtube.com/watch?v=Kf-Tk4ZhzBA  )が映画の大ヒットに伴って再ヒットしていることだ。

 これらの世代の父母、あるいは祖父母の世代からすればユーミンと言えば、時代を作ったカリスマ的なシンガーソングライターだが、10代20代はその活躍をリアルタイムでは見ていない。

 彼らはアニメを通じてユーミンの世界を知ったのだ。その音楽性や、歌詞の美しさに気づき始めた若い世代に注目されているのが、不思議なことに、やはり「飛行機雲」と同じ荒井由美時代の、「卒業写真」(1975年: https://www.youtube.com/watch?v=iiIhtS6XX-c )、「海を見ていた午後」(1974年:https://www.youtube.com/watch?v=kPNh8E59TYc  )といった古い作品であることだ。

 これらの作品の特徴は、その後80年代を中心に盛り上がったユーミンの代表曲よりも、シンプルで、ある意味、暗いと言ってもいいのかもしれない、しっとりとした感覚だ。発表された時代は1973年~75年。このころは、オイルショック、ウォーターゲート事件、三菱重工爆破事件、ベトナム戦争集結など、非常に混乱があり、まさにユーミンが産まれた1954年に始まった日本の高度成長期が終わった時代である。このころの時代の雰囲気が現代の日本に通じるものがあるのだろうか?

 「海を見ていた午後」の歌詞に出てくる横浜のレストラン「ドルフィン」( http://r.gnavi.co.jp/gc68600/ )はもともとユーミンファンの聖地だが、最近では若い世代が押し寄せる事態となってきているという。

 

投稿日: 2013/07/19 10:06:57 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

コメントの書き込みにはログインが必要です。

新規記者登録 ログイン