5月1日から「旅客車両展望基準法」が施行される。この法律は、旅客鉄道のルートの9割以上で車窓から沿線の風景が展望できることを義務付けたものだ。
この法律が成立した背景となったのはリニア中央新幹線計画に対し2014年5月に国連鉄道旅客人権監視委員会が「ルートの9割近くが遮音壁やトンネルで覆われ、車窓からの展望を楽しむことができないのは重大な人権侵害である」とした決議である。
この決議を受け、「乗り鉄子」(乗車して楽しむ女性鉄道マニア)としても知られる石波哲子首相が中心となって法律を整備した。
今後はリニア中央新幹線を始め、新設されるすべての旅客鉄道にこの法律が適用される。また、地下鉄を含め、基準を満たさない既存の鉄道については、2050年までに廃線または改修が進められることになる。
政府、鉄道事業者たちは、地上でも低騒音で高速走行が可能な車両の開発、地上を走る鉄道と共存できる都市計画などで世界をリードしたいと意気込んでいる。
投稿日: 2014/04/05 10:29:03 (JST)
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