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フル電動自転車が走行可能に

 国土交通省は、渋滞が目立つ都市部への自動車乗り入れを制限する一方で、代替交通機関として、電気だけで走ることができる、いわゆる「フル電動自転車」を免許なしで乗れるようにする道路交通法の改正案を次期国会に提出する方針であることを発表した。

 これまで、中国などでは沢山のフル電動自転車が走っており、庶民に必要不可欠な交通機関となっていたが、日本では道路交通法の関係でフル電動自転車は第一種原動機付き自転車に認定され、ナンバー登録、自賠責保険への加入などの手続き、及び原動機付き免許がその運転に必要とされていたため、事実上の禁止状態となっていた。

 しかし日本でも、都心への自動車乗り入れの制限とセットにフル電動自転車を導入しようという動きが出ていた。

 ただ、安全面などへの配慮から、今回免許なしで運転が認められるフル電動自転車はフル電動モードで時速20キロまでしか出せないように規制される。

 国土交通省によると、時速20キロまでなら、通常の自転車と安全性において特に違いは生まれないという調査結果を踏まえて今回の方針を決めたという。今回の法改正と同時に、自転車専用道路の整備を進めていくことも同時に発表した。

 交通評論家の山田秋継氏は、「合理的な決定だと思う。省エネルギーという点からも、夜間電力によって充電できる電気自転車はとても効率的。後は、自転車専用道路の整備がどの程度具体的に実現できるかなど課題はあるが、是非進めていただきたい。」と述べた。

投稿日: 2011/05/03 01:41:33 (JST)

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