• « 親記事(前の記事) /
  • この記事に親記事はありません

「生番組」しかない専門チャンネルが開局

 4月に開局したライブ!テレビ日本(本社東京都世田谷区:略称=LTVJ)の視聴率が好調だ。LTVJのニュース、ドラマ、バラエティなどの番組、CMのすべてが生放送だ。
 もともと予算不足で高価な録画機材を買えず、苦肉の策としてすべてを生放送としたが、結果的にはどの番組も高視聴率をたたき出し、NHKや旧来の民放はあわてている。

 人気の秘密は生番組ならではの臨場感、緊張感にあるようだ。例えばニュースで報道する事故映像は全て現場中継で、録画映像は一切ない。そのため、発生から時間が経過しているため、冷静になって事態を映した「今」の状況が報道される。ドラマでは撮り直しがきかないことから、俳優たちは真剣に演技する。それはバラエティ番組でも同じで、綿密な台本が用意されるが、それだけでは面白くなるはずはないため、出演者には高いアドリブ能力が求められる。
 もちろん、撮り直しがきかないため、アナウンサー、俳優、タレントたちは、つまったり、問題発言などしたりするが、真剣勝負でやっているだけに、視聴者もハラハラドキドキしながら見る楽しさ、面白さがあるようだ。

 昭和30年から40年頃のテレビ放送黎明期を知る放送関係者は「当時はVTRなんてものはなく、すべて『生』が当たり前だった。あの頃は作る方も、見る方も面白かったよ」と述懐している。

投稿日: 2012/04/14 21:21:17 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

コメントの書き込みにはログインが必要です。

新規記者登録 ログイン