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月旅行も価格破壊の時代に突入

LCSC(Low Cost Space Carrier:格安宇宙航空会社)のムーン&スターズエアー社(MSA:本社沖縄県宜野湾市)は7月7日から格安月旅行便の運航を開始すると発表した。

月旅行は2025年から民間の宇宙旅行会社がサービスを開始しているが、当初の搭乗料金は100億円以上だった。その後、技術革新や数社が市場参入したことで、現在は1億円前後まで低下している。
しかし、一般庶民にとって1億円はジャンボ宝くじでも当てないと支払える額ではなく、月旅行は夢物語だった。
MSA社が運航を開始する格安便は一挙に300万円まで引き下げた。この大幅な価格ダウンの最大の秘密は使用するロケットにある。これまでの月旅行に使用されていたロケットはアメリカ、ロシア、日本といった宇宙開発の先進国の技術をベースに製作され、性能の高さと引き換えに高いコストの機体だった。

しかし、MSA社が使用する機体はボンボン民主主義人民共和国が持つ大型ミサイル技術を転用した機体を使用することで大幅なコストダウンを実現した。
 もちろん、アメリカ、ロシア、日本などのロケットに比べると振動、騒音が大きく乗り心地はイマイチ、内装も飾り気がないが、価格の安さを重視する乗客には問題にならない。宇宙服も使い回しで、サイズもSとLしかない。
 当然ながら、搭乗時のウエルカムドリンクサービスはなく、手荷物もコンパクトデジカメ以外は持ち込めない。さらに、機内食も朝昼晩同じメニューで、飲み物もミネラルウォーターだけという徹底ぶりだ。
 また、月着陸後は契約スーベニアショップへのツアーが組み込まれている。
それでも、予約は年内は一杯で人気は高い。

投稿日: 2012/06/17 09:48:19 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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