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農業ジャパンブランド崩壊する

 2010年頃より取りざたされた「日本の安全な野菜」をアジアに売り込もうとする動きは、近年のアジアでの日本ブランド野菜売り上げ低下によって、日本人が「日本産野菜は高価で不味い」ことにようやく気がついた。更に2014年1月より始まった中近東野菜の安価でコクのある力強い野菜の輸入開始が農業崩壊に拍車をかけた。現地で1ドル=1キロで購入できる旨すぎる野菜を食べてしまえば、日本の高くて弱々しく不味い野菜を食べる気にはならないだろう。
 結局、当時農業ジャパンブランドを立ち上げた業者だけが潤い、衰退化した農家は国内でもアジアでも市場を失う結果となった。
 日本の土壌はあまり農業に向いていない弱酸性ポドソルである。今、日本人で元気な農業人はサッサと国内の土地を売却し、超円高を利用して海外の農地を購入し、海外で株式会社化して合理化した農業法人と日本の商社が強力に結びついたパターンだけが元気だ。けれども彼らは日本相手ではなく、海外市場を相手にしてしまっている。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

すごく勉強になる記事ですね~!
確かに、沖縄等以外は酸性土壌だと聞いたことがあります。
中近東の野菜っていうのは食べたことないけど、確かに日差しも強いし、濃いんでしょうね。
ギリシャは野菜輸出してないんですか?

オラクル (日付:

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