投書:我々は原点に戻るべきだ

 先日の「裸族」デモ行進の先頭にいた、ネイキッドピープル酋長の五反田義男です。

 我々のデモ行進に対してはあのときも罵声を浴びせる人がいたし、顔をしかめる人も沢山いた。

 新聞の投書などでもだいぶ叩かれもした。

 しかし、我々が主張している今の文明に対する批判に対する答えを提示する人間は誰一人いない。

 すなわち、我々の現在の極めて人工的な文明は、もともと動物であった自分たち人間が、進化の過程において自我を認識できるような高度な理性というものを持ち始め、更には言語というものを手に入れたことをきっかけに加速し、19世紀からその加速度を増していき、その結果構築されたものである。 そして、この極めて人工的な文明の存在によって、もともとの動物としての原始的な感覚を忘れてしまったために、せっかく「発展」しているはずの文明の中での幸福感やリアリティの欠損という問題に直面している。

 今回の「裸族」としての我々の行動は、このような人工的な文明において圧迫された、我々の本来の自然性を解放し、再び生きるリアリティや、全きリアリティを回復して人間としての原点に戻るための真摯なものであった。

 にもかかわらず、我々への批判は全てと言っても過言ではないほどに、世俗的で表面的なものばかりであり、極めて遺憾に感じている。これほどまでに日本の民度が低いとは想像していなかった。

 いつから人間は、自分たちの生の肉体を、自然に美しいものとしてではなく、性的で卑猥なものとしか捉えられなくなってしまったのだろう?

 今回浴びせられている卑俗な批判には我々は一切関与しない。今後も我々の崇高な目的のために邁進していこうと思う。

投稿日: 2011/02/02 21:42:37 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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