ジャイアントエデュケーションの真作氏インタビュー:~どうやって、教育ソフト「楽爆速」を作ったか?~

 現在、ジャイアントエデュケーション社を代表とする、「夢中になるくらい面白い」教育ソフト「楽爆速」が爆発的に売れているのは周知の通り。今日は、このソフトの制作責任者の真作氏にインタビューさせていただいた。

 記者:「私もこれ、算数、数学をやらせてもらいましたが、確かにすごかったです。夢中でやってるうちに、すぐ1学年分終わってしまいます。これ、何に重点を置いて作られたんですか?」

 真作:「算数、数学をおやりになったんですね。まず、どの科目でも共通しているのは、従来の教科書やソフトで問題だった、『面白くない』をどうやって面白くするか?に取り組んだことです。うちの制作グループでは、『なぜ面白くないのか?』を徹底的に探究しました。算数や数学の場合、苦手意識の強い人1000人にインタビューして、どうしてつまらないのかを調査しました。そこで浮かび上がった原因がいくつもあったのですが、それを全部明かすわけには行きませんから1つ例を出します。その1つは、『なぜ算数や数学が重要なのか?意味が分からない』という素朴なものでした。このもっとも基本的で根本的なことにこれまでの教科書やソフトは十分答えていませんでした。だから学ぶ動機が出て来ないという重大な問題があったのです。意味が分からないのに面白く感じるはずはありません。我々のソフトはそれを解決しています。だから、ソフトで遊んでいる間、プレイヤーは、一時たりとも『なんでこれやってるの?』という気持ちになりません。ひとつひとつの単元についてもそれが徹底され、『それを学ぶ意味』を十分以上に味わいながら勉強することが、楽しみながらできるのです。」

 記者:「確かに、意味が分かると、学ぶ喜びが出てくるんですね。終わったときも、遊んだ感覚しかありませんでした。素晴らしいです。今後はどういう方向性を考えておられますか?」

 真作:「教科書に書いてあることを面白がりながら吸収するのはもう今のソフトで十分達成できました。今度は、想像力や創造力を格段に向上できるような、より面白いソフトを作っていきたいです。」

 記者:「楽しみです。人間の能力がどこまで上がるのか?真作さんのご活躍にかかっているんじゃないかと思ったくらいです。」

 真作:「それは大げさですが、嬉しいです。頑張ります。」

 インタビューは終始にこやかな雰囲気の中で行われた。話しているだけで頭が柔軟になっていくような気がして、もっと話したいと思った。真作氏の次回作に期待しよう。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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