体罰免許制度

 文部科学省は27日、学校教育法を来年改正し、体罰についての詳細な規定を設けると共に、一定の講習で同規定を履修した上で、厳格なペーパー、実地および口述試験に合格した勤続5年以上の教師に対して一定の場合に体罰を認める、体罰免許を付与し、同免許がないものの体罰を全て非合法化するという方針を発表した。

 この方針の背景には、2012年末の大阪市立桜宮高校での事件をきっかけとした一連の体罰禁止への流れが一段落したあとに、全国の高校で綱紀が緩みに緩み、授業やクラブ活動などがまともに機能しない学校が続出したことがある。

 東京は世田谷の憂国高校が今春開校し、その動向が注目されているが、同校の隠岐優摩志(おき・ゆまし)氏は、「文科省の一律規制は、教育の多様性という流れに反する。体罰にも多様性があっていいと思う。うちでは体罰に関するルールが明確に規定されているし、事前の同意があるため、合法であることに変わりはない。体罰免許については取得する予定はない。」と述べている。

投稿日: 2013/01/23 16:23:43 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

コメントの書き込みにはログインが必要です。

新規記者登録 ログイン