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75億の人々が繋がるGTP稼働―世界平和の切り札になるか?―

2025年9月16日、地球上の75億人の人々がすべて繋がった。ウッパサラ大学と(財)高尾グローバルコモンズは、Global Twining Projectが37億5226万8301組(グリニッジ標準時01:00)の「カップル」組成を完了したことを発表した。このプロジェクトは、ブータンの経済学者ウンチャク教授が開発した幸福指数を活用し、世界中の人々を幸福な者から不幸な者に並べ、最も下位の者と最も上位の者を順次結び付けて二人一組のカップルにし、お互いがパートナーの状況を毎日知らされる仕組みを作るものである。
最上位にランクされたキーリング・フィルド氏(仮名、66歳、ニューファンドランド島在住)は、戦災孤児のソー・ホワトちゃん(仮名、14歳、ソマリア在住)とカップルに指名された。フィルド氏とホワトちゃんは毎日、お互いの近況についてモーバイル・コネクトを通じて知らされる。ホワトちゃんは、3年前に内戦で両親を目の前で惨殺され、自身も輪姦され、その後、少女兵として戦地を転々とした。脱走して、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に保護されたが、ソマリアの習慣であった女性器切除の傷口の化膿が悪化し、今はモガディシオの病院に収容されている。トラウマに伴う精神障害がひどく、フィルド氏の近況を理解することができるか疑問である。一方、フィルド氏は、毎日、ホワトちゃんの状況を知らされる。プロジェクトによる介入はそこまでであるが、このようなカップル組成を通じて、より多くの「幸せな」人々が、そのパートナーとなった世界中の「不幸な」人々のことに思いを馳せ、自発的に何らかの行動をとるようになることが期待されている。ちなみに、GTPによると、イスラエルとパレスチナの間で2456組、南北朝鮮間で10045組のカップルが誕生し、それぞれの状況を毎日知らされることになる。
この構想は、2015年の日本平和学会において、ウッパサラ大学のソービニョン教授と高尾GCの須田海人理事長(当時)が対談した際に発案され、B&M Gates財団や国連人口基金などの支援を得て実施されており、次期ノーベル平和賞の最有力候補となっている。

投稿日: 2015/09/29 11:12:21 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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