国立教育問題研究所の調べによると、１０歳くらいまでの間に自然の中でできるだけ自由に遊ばせた子供の方が、知育をした子供よりもむしろ平均的に知能が高く、その後の不登校率や、いじめっこになる率が極めて低いことが分かった。
同研究所の田中所長は、「自然というのは、山にしても海にしても、川にしても、とにかく多様性に満ちている。虫や植物、魚、などの自然界に存在するものは謎に満ち、子供の想像力を刺激する。そしてそれらはおしなべて、人間の基本的な本能を活性化させ、生きるたくましさや、自分よりも弱いものに対する優しさを育ててくれる。一方で、人間が作った知育教材は、答えが分かっているものが多く、また生きる力を強めるようなものはあまりない。人間の基本的欲求を満足させるようなものもあまりないため、小さいときからそういうもので教育するとその後良い結果とならない。結局、自然よりも良い教材というのは存在しないのだ。」と述べた。
投稿日: 2010/11/25 01:42:12 (JST)
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