文科省は１７日、３年後の２０２２年をめどに、現在の中学校高等学校の他に、これまでの中高で合わせて６年間かかっていた学習過程をITを多用することによって４年間で速習する、「国立速習校」を設置することを決めた。
「国立速習校」は都市部のみに設定され、全国で毎年１万人の生徒のみが試験によって入校することができ、４年後の１６歳で大学受験資格を得ることが可能だ。
速習校は、従来の中学校高等学校を改革するのではすさまじい勢いで加速する時代の変化に追いつけないと判断した文科省が、全く新たな速習校を作ることによって勉強のできる生徒を短い時間に、ストレスなく楽しく、より高いレベルに引き上げ、頭が柔らかいうちに大学の学問を学ばせたいという計画のもとにITを用いた全く新しい学習方式を早期に導入すべく計画された学校である。
従来、短期間に大学入学前の学習を終えた人物が大成することは少ないとされてきた。しかし、今回の速習校で使用する超高速学習では、エンターテイメントと教育が完全に融合しており、無我夢中になって遊んでいるうちに全ての学習過程を終了することができるため、無用なストレスがかからず、むしろ短期間に過程を短縮することで脳への負担を減らすことができ、余力を十分残したまま大学に入学することが可能だという。
この国立速習校設置の動きに対しては、私立の名門進学校から一斉に反発が出ており、文科省では、これらの学校に対してはITによる高速学習を取り入れることを条件に飛び級を認めることで対処するということである。
投稿日: 2012/03/26 01:04:50 (JST)
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