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いってきます→いてきます:促音省略の動き

 最近、若者を中心に日本語の使い方に変化が訪れている。促音、すなわち小さい「っ」を省略する人が増えてきているのだ。最初はキーボードで小さい「っ」を入力するのが面倒であることから始まったこの動き、今や口頭でも「っ」を抜く人が増えてきている。

 例えば以下のように省略する。

 いってきます→いてきます
 
 やっぱり→やぱり
 
 かえってきた→かえてきた
 
 よっぱらい→よぱらい

 ショッピング→ショピング

 このような使い方をした場合、意味がわかりにくくなる場合があるが、そういう場合にのみ従来の促音の使い方をするという。例えば、従来の表現で「だって、伊達さんが好きなんだもの。」の場合、「だて、伊達さんが好きなんだもの。」と省略してしまうと、意味がわかりづらくなるので、省略はしないという。

 既にいわゆる「れ抜き言葉」については国語審議会が公式にその使用を認めているが、今回の「っ抜き言葉」についてはまだその動きは出ていない。今後どれくらい幅広い年齢層に広がるかが注目される。

 言語評論家のトビー丸山氏は、「言葉というのはいつの時代もより使いやすいように変遷するもの。ITの影響で始まった「っ抜き言葉」だが、これもまた必然の流れということができる」と話している。

投稿日: 2014/05/13 18:34:56 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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