論文捏造疑惑で揺れに揺れていた、STAP細胞をめぐる騒ぎがようやく収束しそうだ。英ケンブリッジ大は１０日、第三者機関としては世界で初めてSTAP細胞を作成することに成功したと発表した。
同大の担当教授は、「論文だけでは再現が全くできなかったが、小保方さんに直接何度もやり方を問い合せて指導してもらい、実現することができた。万能性についても確認した。これは本物。人類の未来を切り開く可能性を持っている。」と述べた。
STAP細胞については、共同論文執筆者が撤回を申し入れるなど、その真偽をめぐって世界の多くの研究者を巻き込んでの論争が起きていたが、今回の再現成功により、今後は論文の真偽ではなく、応用などの研究競争が本格化していくと思われる。
再現に１年もかかった点については、科学評論家の落合信道氏は、「科学の世界では、証明されるのに何十年もかかるものがあるのが常識。今回は写真の不正利用があったので騒ぎが大きくなるなど問題はあったものの、１年程度で証明されたのはむしろ早かったと考えるべき」と話している。
投稿日: 2014/03/13 12:30:05 (JST)
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