”小さいおっさん”が胎児を説得

 日本では6年ほど前から未熟児や障害をもった子供が産まれる確率が格段に減っているが、これについてどうやら”小さいおっさん”が関与しているらしいということが分かった。国立不思議研究所が5日の定例記者会見で発表した。

 ”小さいおっさん”がどのようにして胎内に入ったのかは不明。しかし今年6歳を迎えた子供たちが口々に「小さいおっさんがここから出たいみたいだけどまだ君は生まれるには早いからもう少しここにいたほうがいいよ、まだベッドの用意もできていないし、と言っていたので出るのをやめた」「小さいおっさんがこうやって手を動かすと指が5本になって便利だよ、と言うのでその通りにしたらうまく分かれてなかった指が長い5本になった」「小さいおっさんがこれからシナプスバーストの儀式をするから、君は変わったことをしても天才って呼ばれるよ、って言って稲妻が走って急にいろんなことが分かるようになった」「小さいおっさんが将来痛い手術しなくていいようにこれから足の骨を伸ばすね、と言ってされるがままにしていたら足の長さが揃った」などと言い始めたため、不思議研が詳しく聞き取り調査をしたもの。共通するのは”小さいおっさん”というキーワード。
 「その後小さいおっさんはどこへ行ったか」という問いに対しては全員が首を傾げ「気づいたらいなかった」「自分のところには何度か来たがいつの間にかいなくなった」などと答えたという。
 またある子供は「小さいおっさんに僕のお父さんはどんな人かと聞いたら、飲んだくれだけど悪いやつではない、きっと君が産まれたらきちんと働く、と言われて安心した。僕のお父さんは今はとても真面目で飲んだくれだったなんて信じられない」という子供もいるという。
 なぜ6歳の誕生日を迎えた途端”小さいおっさん”について話し出したのか尋ねると「急に思い出した」というのが全員の答えだった。

 不思議研は「もはや神の領域。コードを結んだりするいたずらもするが、幼児に言葉を教えたりもする。小さいおっさんの活躍は計り知れない。私もぜひお会いしたい」と興奮気味に語った。

投稿日: 2012/12/09 21:01:29 (JST)

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