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「調べる」に「インターネット検索」が加わる

 最新の国語辞書で、「調べる」の意味に「インターネットで情報を検索すること」が加わっていることにお気づきだろうか?

 過去の辞書では、「調べる」は、
1 わからないことや不確かなことを、いろいろな方法で確かめる。調査する。研究する。「渡り鳥の生態を—・べる」「電話帳で番号を—・べる」

2 不都合な点や異常・ごまかしなどがないか、実物に当たって確かめる。検査する。点検する。「所持品を—・べる」「帳簿を—・べる」「故障がないかどうか、エンジンを—・べる」

3 罪状などをはっきりさせるために、あれこれと問いただす。とりしらべる。「重要参考人として—・べる」

4 音楽を演奏する。「琴を—・べる」

5 いろいろに音を出して、音律を合わせ整える。調子を合わせる。

「次の『紀文大尽』に出る夫人が三味線を—・べている」〈三島・純白の夜〉

6 調子に乗る。

「わづかに聞き得たることをば、我もとより知りたることのやうに、こと人にも語り—・ぶるもいとにくし」〈枕・二八〉

となっていた(デジタル大辞泉)が、最新辞書では、これに7.インターネットで情報を検索する

が加わったのである。

アルティメット出版の辞書担当者は、「これで、「私、それ調べときます」というのに対する、「単にインターネットで検索するだけでしょ?」という突っ込みが大幅に減る。言葉の意味は時代と共に変遷していくが、今回も同じことだ。」と述べている。
 
「今更?」の声もあるとは思うが、現実に即した理解だろう。実際の生活では、「調べる」はむしろ「インターネット検索する」という意味でつかわれることが9割くらいなのが実感だ。図書館等でリアルに調べる場合については、「図書館で調べてきます」と表現すれば良い。数年したら、筆頭に「インターネットで情報を検索する」が来るべきだ。

投稿日: 2024/02/08 10:52:06 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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