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五輪はアマチュアスポーツの祭典へ

20世紀後半からオリンピックがだんだんショービジネス化してきた。その影響で、終了時間が読みにくいなどテレビ放映しにくいスポーツがオリンピックの種目からはずされるようになった。
また、あらゆる種目にプロが参加するようになり、明らかにスポーツ選手を酷使している様子が見えた。

また、ショービジネス化によって、賄賂の受け取る役員が増え、昨年は、役員全員がサムスン電子やAppleから不正にお金を受け取っていることがわかり、IOCは解体寸前の事態になった、

新IOC理事長になった橋本聖子氏は、IOC改革を始めた。

まず、オリンピックに参加できる競技者をアマチュアに限った。
そして、過度に放映権料を上げることを辞め、また、個人でもスポンサーになれるように一口1000円程度から寄付ができるようにした。

この改革によって、プロの参加が壁となって開催をしてこなかった、野球、ラグビー、ゴルフが正式種目として開催される。また、1920年のアントワープまで正式種目だった綱引きが橋本氏の肝いりで復活する。

昨年、野球の高校選抜を率いて、U-18の世界大会を優勝させて清原和博氏と桑田真澄氏は、野球が正式種目になったことを喜び、KKコンビでの世界一を早くも期待するファンも多いだろう。

五輪がアマチュアスポーツの最高峰になることにより、アマチュア競技者にとっては、大きな目標ができた。そして、プロスポーツ選手にとっては、過密日程から解放され、きちんとオフを過ごせる選手も増えるだろう。

ただ、プロが参加しないことにより、企業からのスポンサーは取りにくくなる。これにより、IOCが赤字になってしまっては元も子もない。理念を守りつつどのように運営していくのか、橋本氏の手腕が問われる。

投稿日: 2010/12/14 11:32:42 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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