施政方針演説に国民が「わからない」圧倒的

 2018年第186回通常国会の開会にあたって、首相は施政方針演説を行なったが、昨年から導入された国会中継視聴者による「わかる」「わからない」投票システムで、「わからない」投票が圧倒的という結果だった。

 首相が演説を始めた段階では、「わかる」が87%、「わからない」が13%となっていたが、途中で首相が消費税率の上げ幅を予定されていたものよりも更に大きくすること、およびその理由について触れ始めたところで「わかる」14%、「わからない」86%と「わからない」率が圧倒的となり、その後は首相が何を言っても「わからない」が80%以上を継続し、結局トータル平均で「わからない」が81%、「わかる」が19%となった。

 この結果に対して首相は大きなショックを受けている様子で、初めての「わからない解散」を検討し始めたという。

 「わかる」「わからない」投票システムは、国会中継を視聴している国民が随時「わかる」または「わからない」の意思表示を行い、その集計結果が中継している画面に映るシステムである。昨年の導入後から様々な局面で国民の「理解度」が政治に影響を及ぼし始めていたが、今回のように解散という重大な政治判断にまで影響を及ぼす可能性が出てきたのは初めてである。

 単なる衆愚政治になってしまうという声もあるが、圧倒的な国民の反対がある場合にはそれを政治に反映させるべきという意見が大勢を占めている。

投稿日: 2012/04/03 06:27:26 (JST)

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