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首都圏間取り研究フォーラムからの提言

近年、ネット広告その他で間取りをウェブ上で見られることが多い。それを反映してか、素人の間取り評論家が増えてきた。もともと新聞折り込みチラシ等で間取りを見る機会は多かったのだが、ネットでの住宅広告が多いことが輪をかけているようだ。

こうした状況から、素人の、にわか間取り評論家たちが集まって、間取り研究フォーラムが首都圏で開催された。そこで、これまでの間取りは、サービスを提供する供給者側からの天下り的なものが多く、受給者側のニーズが反映されていないものが多いとの不満が多く出た。

具体的には、
1.廊下を減らして有効活用できる部屋の面積を増やせ。例えば、総二階の住居なら、2階の階段の登り口を2階の中央にして、そこから一畳くらいの廊下で各4方面に行けるようにせよ。よくある間取りの、2階の端に階段の登り口があって、長い廊下が横に伸びるのはダメだ。
2.廊下の長さは減らすべきだが、廊下の幅は半畳ではなく0.75畳に拡大せよ。その拡大によって、廊下脇に棚を設置するなど収納スペースも得られるし、逆に子供が巣立って家人が減った際には本来の0.75畳のゆとりが生み出せて、車椅子なども通りやすくなる。
3.1階リビングなら風呂は2階で良い。銭湯に行くことを思えば、風呂までの距離が多少かかろうと問題ない。それよりも、リビングに隣接して和室が必要だ。急な病人が出た場合、赤ちゃんを寝かす場合、休日にゴロ寝をする場合などに備えて。

なるほどなるほど。吹き抜け等のスタイリッシュな間取りや来客時の見栄ではなく、有効面積の最大限の活用と家族の動線が活かされるべき、機能的間取りが期待されているということか。

投稿日: 2011/08/09 23:04:07 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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