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北朝鮮が終焉

(英語版より許可を得て翻訳しました。Julie Newton氏が2009年6月8日にThe Future Timesに投稿した記事です。「大腸癌」を「心不全」に代えたほかは原文のままです。)

ソウル発 --- 北朝鮮の独裁体制が、金正日(キム・ジョンイル)総書記が心不全で病死してから1年も持たずに終焉した。後継者の金正恩(キム・ジョンウン)は北朝鮮の領土の統治を放棄して韓国の首相、韓 昇洙(ハン・スンス)に譲り渡すことを、今日の午後、1953年の朝鮮戦争停戦条約の調印地である、非武装地帯の板門店で発表した。

軍隊の役職を放棄したくない北朝鮮軍部の隊員らは、彼らの今後の処遇が保証されることに安堵している。韓国の軍隊らは非武装地帯に呼び集められ、今や消滅した国境をまたいでの突然・大量の人々の流入を抑止するように求められている。韓国人らもまた、60年以上に渡る2つの朝鮮の相互の敵意のために別れ別れになってきた家族・親戚らを探すために国境をまたぐことは今のところ禁止されている。

北朝鮮の突然の終焉は、学者らや政府識者らからは数カ月前から予想されていた。「金正日の死後、後を継いだ彼の息子はその父親ほどの指導力を持っていないことが明らかになってきた。北朝鮮政府をずっと支えてきた個人崇拝は崩壊してきていた。」と早稲田大学(東京)の朝鮮半島情勢を専門とする重村利光教授は言う。

統率力の無さ、長期に渡るインフラの不備、そして収穫の大幅な減少をもたらした大洪水によって、金正恩が鎮圧することのできない社会不安が増大した。このような増大する国内の混乱によって、金正恩はリーダーの立場を放棄することになった。今回の洪水は、3百万人ないしは人口の10%が餓死したと言われる1993-1995年の飢饉に匹敵する飢饉をもたらすと識者らは主張している。「前にも飢饉はあった。生きるために木の枝や葉を食べた。多くの人が死んだ。それは恐ろしかった。今年の収穫が悪いのを見て、村の住人たちは皆、また木の枝を食べたくはないと言った。」と非武装中立地帯を横切ろうとした、ある北朝鮮の住民は言った。彼は自分の名を明かすことを拒否した。

国連、米国、日本、その他の国々は既に朝鮮半島への援助を申し出ている。「我々は今、朝鮮統一を組織するための特別対策本部を設置している。」と韓 昇洙首相は言う。「まず必要なことは、基本的な食糧、清潔な水、基本的な医療を確保することだ。」これら基本的需要が満たされてからは、2つの朝鮮を統合していく、長期にわたる骨の折れる過程が始まることになる。「それは容易ではない。が、再びひとつの朝鮮になることが可能なことを我々は知っている」と続けた。

続報は入り次第、お伝えする。

投稿日: 2011/12/19 17:06:23 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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