• « 親記事(前の記事) /
  • この記事に親記事はありません

センター試験からリスニングを廃止

毎年、必ず何かしらの不具合を起こしていた英語のリスニングの試験を廃止した。
特に理工系の大学の教授達からは、「大学で学ぶのに必要な英語力はリーディング力とライティング力だ。」という声が大きくなったからだ。そして、「どうしてもリスニング力も入学時に必要なら大学独自に試験を実施したり、TOEFLのスコアで基準を設ければいいと。」という意見が出ている。

熊本大学では、入学後の英語の授業で、アメリカの中学生が学ぶ理科の教科書をベースに、少人数制で自然現象の観察結果を発表し、議論する授業やFinacial Timesの記事を読んでの感想や自分の意見を主張する授業をしている。そのような授業で、まず、必要なのは読む力と書く力である。

そもそも大学でも英語の使用状況を見れば、大半は、数百ページのテキストや論文のリーディングで、あとは電子メールなどでの海外への研究者への質問である。

毎年、海外での学会で発表しているような教授達こそ「読み書きができればリスニングは後でいくらでもついてくる。」と自身の経験から言っている。

このような声もあり、毎年、お金をかけて不具合を出してまでやる必要なしという結論に至った。

投稿日: 2012/01/21 17:36:23 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

コメントの書き込みにはログインが必要です。

新規記者登録 ログイン