昨年度から文科省が主幹している、同省が実施する一定の講習を履修した上で、厳格なペーパー、実地および口述試験に合格した勤続５年以上の教師に対して一定の場合に体罰を認める体罰免許を取得している教師が全国各地で引っ張りだこだ。
体罰でなければ解決できない限定されたケースにのみ、合理的な範囲で体罰を加えることができる、体罰免許を取得している教師を１人でも学校に置くと、校内の雰囲気が締まり、いじめや学級崩壊なども大幅に減るという。
しかし、体罰免許を取得している教師は全国で現在４７８人に過ぎない。同省では体罰免許教師の需要が逼迫していることを問題視し、体罰免許取得のためのコースを大学などで設置することを計画している。
現在の体罰免許試験は合格率が3.3％と狭き門になっている。昨年初めて体罰免許試験を受けたある高校教師（３０歳・男性）は、「どのケースでどの程度の体罰がふさわしいか、や、体罰をすべき事例についての証拠の収集方法など、かなり難易度が高い問題が出題されていた。来年もチャレンジしてみようと思う。」と語った。
投稿日: 2014/03/19 00:24:38 (JST)
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