復活した死者が後悔の声明発表:日本

 死後の世界から舞い戻ったばかりのA氏は16日、東京の青山で記者会見を開き、「私は20年前に死亡し、3日前に蘇った。でも、死後の世界の方が今よりも遥かに美しく、楽しかった。戻れるなら戻りたい。それにもう私の友達は今の世界には誰もいない。こんなことになるなら自分を冷凍して保存したりするはずがない。これは詐欺みたいなものだ。」と述べた。

 米国では昨年、死者復活会社の技術によって復活した死者が、「天国は壮麗で、戻ってきたいはずがない」と死者復活会社を訴えて勝訴していたが、日本で復活した死者が声明を発表するのは初めて。

 ただ、A氏は死者復活を請け負った会社に対して訴訟を起こす考えはない。起こしたところで死亡当時の社長はとっくに死んでいるし、善意でやってくれたことだからという。

 ただ、A氏は天国に戻りたい気持ちはやまやまではあるが、そのために自殺してまで死ぬつもりはないそうだ。

 同氏は「自分と変わらない年齢の、自分の子供と語るのはとても楽しい。何でも分かり合える友のように感じる。孫の成長を長く見られるのもとても嬉しいことだ。」とも語っている。

投稿日: 2011/10/27 00:55:35 (JST)

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