中国、新たに「上下二段歩行」規制を導入へ(後編)

二段歩行規制は、中国の13大都市において、朝7時から夜9時まで適応される。この時間帯には、すべての歩行者は誰かを肩の上にしょうか、しょわれていないといけない。「Piggybacking」や「Fireman’s Carry」は(訳注:写真参照)、十分に歩行者のスペースを減らすことができないので、不可とされる。市民らは近隣に住むか働いている「肩車パートナー」を見つけることが望まれる。肩車パートナーらは1ブロック以内は独り歩行をしても良いが、出会ってからは肩車をしないといけない。

家やオフィスの中でも肩車をすることが望まれるが、それは義務付けられない。しかしながら、スーパーやショッピングモールを含めて、公共の場では肩車をすることが要求される。政府は同時に、公用建築物における、最低限必要とされるドアの高さの決まりを発表した。

市街の住民らはこの新しい規則には非常に喜んでいる。7月1日まではこの法律は適用されないにも関わらず、すでの多くの住民らが互いに肩車をしあっている。隣人のQuiao Shi氏に肩車されているJia Quinglin氏は、「我々は近くで働いていない。だからパートナーにはなれない。でも、こうやって練習することは楽しいんだ」と興奮してしゃべった。肩車をしているQuiao Shi氏も喜んでうなずき、同意を示した。

子供たちがどこでも誰かに肩車されていては、太ってしまうのではないかと懸念を表明する者もいた。が、健康省大臣のLi Keqiangはそくざに答えた。「子供の通学時に親が肩車をすることは禁止される。すべての子供たちはクラスで肩車パートナーをわりあてられ、健康を維持するためにパートナー相互が代わりばんこに上と下になる決まりだ」

うわさによると、今回の方策がうまくいったら、今度は官公庁での上下2段部屋政策が導入されるとのことだ。

投稿日: 2010/11/06 21:02:15 (JST)

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